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チャットツール補助金2026|5製品の公式料金比較

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この記事の結論

<p>結論として、Slack・Chatwork・Microsoft Teams・LINE WORKS・Google Chatのようなビジネスチャットツールは、デジタル化・AI導入補助金2026の公募要領上「<dfn title="業種・業務に限定されず、業務プロセスと一緒に導入することで労働生産性を高めるソフトウェアの区分。公募要領のプロセスコードでは「汎P-07」(⑦汎用・自動化・分析ツール)にあたり、該当例として「社内チャットツール」が明記されている">汎用プロセス</dfn>」に位置づけられており、<strong>チャットツール単体では交付申請できません。</strong>公募要領は「汎用プロセスのみを保有するITツールは、単独では交付申請不可だが、共通プロセス(顧客対応・販売支援、決済・債権債務・資金回収、供給・在庫・物流、会計・財務・経営、総務・人事・給与・労務等)や業種固有プロセスと組み合わせて交付申請することで、1プロセスとしてカウントされ交付申請が可能となる」と明記しています。つまり、会計ソフトやCRM・勤怠管理システムなど「業務プロセス」を持つ登録ITツールとあわせて同じ交付申請の中で導入する必要があります。通常枠の補助率は1/2以内(特定期間の賃上げ要件を満たす場合は2/3以内)、補助額は5万円〜150万円未満(1プロセス以上)または150万円〜450万円以下(4プロセス以上)です。5製品の料金は本記事内で公式サイトの表示(2026年9月10日時点)をそのまま掲載しています。</p>

チャットツールはデジタル化・AI導入補助金の対象か【結論】

結論から言うと、Slack・Chatwork・Microsoft Teams・LINE WORKS・Google Chatといったビジネスチャットツールは、デジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金)の対象範囲に含まれる「汎用プロセス」の該当例として公式に例示されています。ただし、この「汎用プロセス」だけを保有するITツールは、公募要領上単独では交付申請ができません。会計ソフト・CRM・勤怠管理システムなど、別の「業務プロセス」を持つ登録ITツールと同じ交付申請の中で組み合わせて導入することで、はじめて補助対象になります。

チャットツールの補助金活用で押さえるべき3点

1. 公式の分類は「汎用・自動化・分析ツール」:公募要領の別紙(業種・プロセス一覧)では、「グループウェア、コラボレーションツール、社内SNS、社内チャットツール」が汎用プロセス(汎P-07)の該当例として明記されています。
2. 単体では交付申請不可・組み合わせで可:会計・受発注・決済・在庫・人事給与などの業務プロセスを持つ登録ITツールと同じ交付申請でまとめて導入すると、1プロセスとしてカウントされます。
3. 補助率は1/2以内が基本:通常枠の補助率は1/2以内(特定の期間、最低賃金近傍の従業員を一定割合雇用している場合は2/3以内)。補助額は5万円〜150万円未満(1プロセス以上)または150万円〜450万円以下(4プロセス以上)です。

本記事では、この分類と組み合わせルールを公募要領の原文に沿って解説したうえで、Slack・Chatwork・Microsoft Teams(Microsoft 365)・LINE WORKS・Google Chat(Google Workspace)の5製品について、公式サイトに表示されている料金(2026年9月10日時点)を掲載します。個別の製品解説はSlackの補助金活用ガイドChatworkの補助金活用ガイドLINE WORKSの補助金活用ガイド、AIチャットツール全般との比較はAIチャットツール比較、制度全体はデジタル化・AI導入補助金2026 完全ガイドもあわせてご覧ください。

デジタル化・AI導入補助金2026の「プロセス」区分とチャットツールの位置づけ

デジタル化・AI導入補助金2026には5つの申請枠がありますが、チャットツールが申請できるのは「通常枠」です。補助対象経費はソフトウェア購入費・クラウド利用費(最大2年分)・導入関連費で、補助率と補助額は次のとおりです(公募要領・通常枠より)。

補助金申請額補助率プロセス数の要件
5万円〜150万円未満1/2以内1プロセス以上
150万円〜450万円以下1/2以内4プロセス以上(共P-01〜汎P-07のうち4種類以上を含む)

注:公募要領は「2024年10月から2025年9月までの間で、当該期間における地域別最低賃金以上〜2025年度改定の地域別最低賃金未満で雇用している従業員が全従業員の30%以上である月が3か月以上ある場合は、補助率2/3以内」と定めています(原文は令和6年10月〜令和7年9月)。この対象期間は2026年9月時点で既に終了しており、現在新たにこの特例の対象になることはありません。出典:公募要領(通常枠)2-3 補助対象経費、補助率及び補助額【補足2】。

ここでいう「プロセス」とは、ソフトウェアが保有する機能が該当する業務区分のことです。公募要領の別紙2(業種・プロセス一覧)は、プロセスを大きく3種類に分けています。

種別Pコードプロセス名該当する機能の例
共通プロセス共P-01顧客対応・販売支援CRM、SFA(案件・商談管理)など
共P-02決済・債権債務・資金回収請求書発行、債権管理、決済連携など
共P-03供給・在庫・物流在庫管理、発注管理など
共P-04会計・財務・経営会計ソフト、経営管理ダッシュボードなど
共P-05総務・人事・給与・労務・教育訓練・法務・情シス・統合業務勤怠管理、給与計算、労務手続きなど
業種特化型プロセス各業種P-06業種固有プロセス建設業の工程管理、飲食業の複数店舗対応など業種ごとに個別設定
汎用プロセス汎P-07⑦汎用・自動化・分析ツールグループウェア、コラボレーションツール、社内SNS、社内チャットツール、CTI/PBX/IVR、Web会議システム、RPA、チャットボットシステムなど

出典:中小企業デジタル化・AI導入支援事業事務局「デジタル化・AI導入補助金2026 公募要領(通常枠)」別紙2:業種・プロセス一覧(2026年8月28日最終改定・2026年9月10日確認)。Slack・Chatwork・Microsoft Teams・LINE WORKS・Google Chatは、いずれもこの「社内チャットツール」に該当する機能を提供するツールです。

汎用プロセスのみのITツールは単独では交付申請できない

公募要領は、汎用プロセスの取り扱いについて次のように明記しています。

公募要領の原則(要旨)

「汎用プロセス」のみを保有するITツールは、単独では交付申請不可。ただし「共P-01」〜「各業種P-06」(共通プロセスまたは業種特化型プロセス)と組み合わせて交付申請することで、1プロセスとしてカウントされ交付申請が可能となる。

つまり、チャットツールだけを選んで交付申請することはできず、会計ソフト・CRM・勤怠管理システムなど業務プロセスを持つ登録ITツールと同じ交付申請の中で組み合わせて導入する必要があります。逆に言えば、こうした組み合わせさえ満たせば、チャットツールの費用も含めて補助対象経費に計上できるということです。具体的な組み合わせ方は次章で解説します。

対象になるのは「事前登録されたITツール」だけ

デジタル化・AI導入補助金は、IT導入支援事業者が事前に事務局へ登録したITツールの中から選んで交付申請する仕組みです。公式サイトは「対象となるITツールは事前に事務局の審査を受け、補助金HPに公開(登録)されているものとなります」と説明しています。Slack・Chatwork・Microsoft Teams・LINE WORKS・Google Chatが「汎用プロセス」の枠組みに該当すること自体は公募要領から確認できますが、特定の製品・プランが実際に登録済みかは変更されることがあるため、申請前に公式のITツール検索またはIT導入支援事業者に必ず確認してください。

チャットツールを補助対象にする組み合わせ方:どんな業務ソフトと合わせるか

チャットツールを補助対象にするには、共通プロセス(共P-01〜05)または業種固有プロセス(各業種P-06)を持つ登録ITツールと、同じ交付申請の中でまとめて導入します。どのプロセスと組み合わせるかは、自社が解決したい業務課題から選ぶのが基本です。

組み合わせるプロセス該当する業務ソフトの例関連記事
共P-01 顧客対応・販売支援CRM、SFA(営業支援)CRM比較SFA比較
共P-02 決済・債権債務・資金回収請求書発行・債権管理ソフト請求書管理比較
共P-03 供給・在庫・物流在庫管理システム在庫管理比較
共P-04 会計・財務・経営会計ソフト会計ソフト比較
共P-05 総務・人事・給与・労務等勤怠管理システム勤怠管理システム比較

例えば、「Chatwork+会計ソフト」「Slack+CRM」「LINE WORKS+勤怠管理システム」のように、チャットツールと業務プロセスを持つツールを同じ交付申請の中に含めれば、チャットツール分の費用も補助対象経費として計上できます。会計・請求のような複数のプロセスを一度にカバーできるバックオフィス統合型のツールを選ぶと、150万円〜450万円以下の枠(4プロセス以上)を狙いやすくなる場合もあります。

グループウェア・チャットボットも同じ「汎用プロセス」扱い

公募要領の別紙2では、グループウェアや社内SNS、RPA、チャットボットシステムも同じ「汎用プロセス(汎P-07)」に分類されています。チャットツールとグループウェアを組み合わせても、どちらも汎用プロセスのため1プロセスとしてはカウントされません。詳しくはグループウェア比較チャットボット比較も参考にしてください。

どの組み合わせが自社の事業計画に合うかは、IT導入支援事業者に相談しながら決めるのが安全です。組み合わせる業務ソフト側にも、当然「その製品が登録ITツールであるか」という同じ確認が必要になります。

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Slack・Chatwork・Microsoft Teams・LINE WORKS・Google Chatの公式料金比較【2026年9月時点】

5製品それぞれの公式サイトに表示されている料金を、2026年9月10日時点でそのまま掲載します。いずれも税別・1ユーザーあたりの月額です。期間限定の割引キャンペーンが表示されている場合はキャンペーン適用前の通常価格を掲載しています。最新の金額・キャンペーンは各公式サイトで必ずご確認ください。

製品無料プラン主な有料プラン(年払い/月額)上位プラン(年払い/月額)公式サイト確認日
Slack¥0プロ ¥925ビジネスプラス ¥1,920(Enterprise+は要問合せ)2026-09-10
Chatwork¥0スタンダード ¥700プロフェッショナル ¥1,2002026-09-10
Microsoft Teams(Microsoft 365)-Teams Essentials ¥599/Business Basic ¥1,049Business Standard(Copilot込み) ¥3,5232026-09-10
LINE WORKS¥0(30人まで)スタンダード ¥450アドバンスト ¥8002026-09-10
Google Chat(Google Workspace)-Business Starter ¥800Business Standard ¥1,600/Plus ¥2,5002026-09-10

Google ChatはGoogle Workspaceの全プランに標準搭載され、単体販売はありません。Microsoft TeamsもMicrosoft 365の各プランに含まれる形態と、単体の「Teams Essentials」があります。Microsoft 365は2026年7月1日付でパッケージと価格が改定され、Business Standard・Business Premiumは現在Copilot Businessとセットの価格で表示されています(詳細はMicrosoft公式サイトのFAQを参照)。

無料プランは補助対象外

5製品とも無料プランは「対外的に無償で提供されているもの」として補助対象経費にできません(公募要領2-2「補助対象外となる経費」)。補助金を使う場合は、いずれかの有料プランへの新規契約・移行が前提になります。

5製品それぞれの特徴と料金プランの詳細

ここでは5製品それぞれの料金プランと特徴を、公式サイトの記載に沿って詳しく見ていきます。

Slack:プロプラン925円から、AI機能はビジネスプラス以上

Slackは、Salesforce社が提供するビジネスコミュニケーションツールです。公式サイトの料金プラン(2026年9月10日確認)は次のとおりです。

Slackの料金プラン(税別・1ユーザー/月)

フリー

¥090日間のメッセージ履歴・最大10アプリ連携

プロ

¥925年払い(月払いは¥1,050)・無制限の履歴とアプリ連携

ビジネスプラス

¥1,920年払い(月払いは¥2,160)・SSO/SCIM・高度なAI機能

Enterprise+

要問合せ大規模組織向け

Slack AI(会話の要約、AI検索、AIによるファイル要約など)は有料プランで利用でき、高度な機能はビジネスプラス以上で提供されます。フリープランは補助対象外のため、プロプラン以上を会計ソフトやCRMと組み合わせて申請することになります。詳しくはSlackの補助金活用ガイドで解説しています。

Chatwork:国内利用者数が多く、スタンダード700円から

Chatworkは、Chatwork株式会社(kubell)が提供する国内向けビジネスチャットです。公式サイトの料金プラン(2026年9月10日確認)は次のとおりです。

Chatworkの料金プラン(税別・1ユーザー/月)

フリー

¥0メッセージ閲覧は直近40日以内・100人まで

スタンダード

¥700年間契約(月間契約は¥840)・履歴・ユーザー数無制限

プロフェッショナル

¥1,200年間契約(月間契約は¥1,440)・セキュリティ/リスク管理機能

スタンダード以上ではAI要約・AI下書き作成が利用できます。フリープランから有料プランへの切り替えは組織内の全ユーザーが対象で、一部ユーザーのみの移行はできないと公式サイトに明記されています。詳しくはChatworkの補助金活用ガイドで解説しています。

Microsoft Teams:単体プランとMicrosoft 365内包プランがある

Microsoft Teamsは、Microsoft社が提供するビジネスコミュニケーションツールです。単体の「Teams Essentials」プランと、Word・Excel・Outlook等を含むMicrosoft 365の各プランに内包される形態があります。公式サイトの料金(2026年9月10日確認)は次のとおりです。

Microsoft Teams / Microsoft 365の料金プラン(税別・1ユーザー/月・年払い相当)

Microsoft Teams Essentials

¥599Teams単体・チャット/通話/会議、クラウドストレージ10GB

Microsoft 365 Business Basic

¥1,049Teams+Web/モバイル版Office+法人メール

Microsoft 365 Business Standard(Copilot込み)

¥3,523上記+デスクトップ版Office+Microsoft 365 Copilot Business

Microsoft 365 Business Premium(Copilot込み)

¥4,797上記+高度なセキュリティ・デバイス管理

2026年7月1日付でMicrosoft 365商用スイートのパッケージと価格が改定され、Business Standard・Business Premiumは現在Microsoft 365 Copilot Businessとセットの価格で表示されています(Microsoft公式サイトのFAQより)。

補助金申請では、Teams Essentials単体よりも、Word・Excel・Outlookなど複数のプロセスをカバーできるMicrosoft 365のプランのほうが、会計・総務・人事などと組み合わせやすくなります。いずれも登録ITツールかは個別確認が必要です。

LINE WORKS:4製品中もっとも低価格、LINEと同じ操作感

LINE WORKSは、ワークスモバイルジャパン株式会社が提供するビジネスチャットです。公式サイトの料金プラン(2026年9月10日確認)は次のとおりです。

LINE WORKSの料金プラン(税別・1ユーザー/月)

フリー

¥030人まで・ストレージ5GB

スタンダード

¥450年額契約(月額契約は¥540)・ユーザー数無制限・ストレージ1TB

アドバンスト

¥800年額契約(月額契約は¥960)・メール+Driveを追加

LINEと似た操作感のため、シフト制・現場スタッフが多い業種で導入しやすいと案内されています。オプションでワークフロー(月額¥250〜)なども追加できます。詳しくはLINE WORKSの補助金活用ガイドで解説しています。

Google Chat:Google Workspaceの全プランに標準搭載

Google Chatは単体で契約するサービスではなく、Google Workspaceの全プランに標準搭載されているチームメッセージ機能です。公式サイトの料金プラン(2026年9月10日確認)は次のとおりです。

Google Workspaceの料金プラン(税別・1ユーザー/月)

Business Starter

¥800ストレージ30GB・ビジネス用メール・Chat標準搭載

Business Standard

¥1,600ストレージ2TB・各アプリのGemini AI

Business Plus

¥2,500ストレージ5TB・電子情報開示対応

Enterprise

要問合せ高度なセキュリティ・管理機能

2026年9月10日時点、公式サイトでは2026年9月24日〜12月24日の期間中に購入すると、購入後3か月間、Business Starter・Business Standard・Business Plusの3プランとも50%オフになるキャンペーンが表示されていました(上記は通常価格)。最新のキャンペーンは公式サイトでご確認ください。

Google Workspaceを契約すると、Gmail・カレンダー・ドライブ等とあわせてChatが利用できます。補助金申請では「チャットツール単体」ではなく「Workspace契約に含まれる機能の一部」として扱われる点に注意し、登録状況をIT導入支援事業者に確認してください。

チャットツールの補助対象経費と対象外経費

公募要領は、補助対象となるITツールを大分類Ⅰ「ソフトウェア」・大分類Ⅱ「オプション」・大分類Ⅲ「役務」の3つに分類しています。チャットツールの月額利用料は、原則として大分類Ⅰのカテゴリー1(ソフトウェア)に該当します。

大分類カテゴリー内容補助対象となる範囲
Ⅰ ソフトウェアカテゴリー1(ソフトウェア)買い切り型、または月額・年額のサブスクリプション型製品サブスクリプション型は最大2年分の利用料が対象
Ⅱ オプションカテゴリー2(機能拡張)ソフトウェアの機能を拡張するオプションソフトウェアの利用範囲内で対象
Ⅱ オプションカテゴリー3(データ連携ツール)他システムとのデータ連携機能最大1年分
Ⅲ 役務カテゴリー5〜7(導入コンサル・導入設定/研修・保守サポート)導入支援、初期設定、保守費用等役務合計で200万円が上限(カテゴリー1とセットの場合のみ)

一方、次のような費用は補助対象外です。公募要領2-2「補助対象外となる経費」に基づき、チャットツール導入で関係しやすいものを整理しました。

対象外の経費内容
消費税(公租公課)補助対象経費は税抜きで計上する
交付決定前に購入・契約したITツール交付決定通知を受け取る前の契約・支払いは全額自己負担になる
リース・レンタル契約のITツールサブスクリプション販売形式(カテゴリー1)とは別扱い(一部特例を除く)
対外的に無償で提供されているもの各社の無料プランなど
補助金の申請・報告に係る申請代行費申請書類の作成代行費用そのもの
中古品中古のITツールは対象外

出典:公募要領(通常枠)2-2「補助対象経費の内容と、補助対象となるITツールの分類・要件」・「(4)補助対象外となる経費」。

チャットツールの補助金申請の流れとスケジュール

公式サイトの「事業スケジュール」(2026年9月10日確認)によると、直近の交付申請締切(通常枠5次締切分)は2026年9月29日(火)17:00、交付決定日は2026年11月9日(月)予定です。事業実施期間は交付決定日から2027年4月30日(金)17:00予定までとなっています。締切は複数回設定されているため、この回に間に合わなくても次回以降の締切を確認すれば申請できます。最新のスケジュールは公式サイトの事業スケジュールページで必ずご確認ください。

1

GビズIDプライムの取得

取得に数週間かかるため早めに手続きを開始する

2

SECURITY ACTION宣言

IPA公式サイトで情報セキュリティ対策の自己宣言を行う

3

IT導入支援事業者への相談

チャットツールと組み合わせる業務ソフトを一緒に選定する

4

交付申請

事業計画書を作成し、登録ITツールを選択して申請する

5

審査・交付決定

交付決定通知を受け取るまで契約・支払いはしない

6

契約・導入・支払い

交付決定後にチャットツールと組み合わせツールを契約する

7

実績報告・補助金入金

事業実績報告後に補助金が入金される(後払い)

補助金は後払いのため、STEP6の契約・支払いは一度自己資金で行い、STEP7の実績報告後に補助金が入金される流れになります。資金繰りを事前に計画したうえで申請してください。

チャットツールの補助金申請で支援を受けられる窓口

デジタル化・AI導入補助金は、申請者が単独で手続きすることはできず、事務局に登録された「IT導入支援事業者」とパートナーシップを組んで申請する仕組みです(公式サイト「制度概要」より)。チャットツールと組み合わせる業務ソフトの選定、事業計画書の作成、経費区分の確認まで、基本的にはIT導入支援事業者の支援を受けながら進めます。

支援を受けられる窓口

1. IT導入支援事業者:導入したいチャットツール・業務ソフトに対応した事業者を、公式のITツール検索・IT導入支援事業者検索から確認できます。一覧の見方はIT導入支援事業者一覧の見方で解説しています。
2. 事務局コールセンター:公式サイト記載の電話番号(0570-666-376、IP電話等からは050-3133-3272)で、制度の一般的な問い合わせを受け付けています(受付時間は公式サイトを参照)。
3. 無料相談窓口:申請書類の書き方や事業計画の立て方に不安がある場合は、デジタル化・AI導入補助金 無料相談窓口まとめも参考にしてください。

チャットツール側のベンダー(Slack・Chatwork・Microsoft・LINE WORKS運営会社・Google)自身がIT導入支援事業者として登録しているケースもあります。導入を検討している製品のベンダーに、補助金申請に対応しているかを直接確認するのも有効です。

チャットツールの補助金申請でよくある失敗パターン

チャットツールの補助金活用でつまずきやすいポイントを、公募要領の記載に沿って整理します。

交付決定前にチャットツールを契約・支払いしてしまう

公募要領は「交付決定前に購入したITツール」を補助対象外経費として明記しています。「IT導入支援事業者から見積りが来たので先に契約してしまった」「フリープランを試用してから有料化したが、交付決定前だった」というケースは補助対象になりません。交付決定通知を受け取るまでは、チャットツールの有料契約・支払いをしないでください。

チャットツール単体で申請しようとしてしまう

本記事で解説したとおり、チャットツールは汎用プロセス(汎P-07)に分類されるため、単体では交付申請できません。「チャットツールを入れたいだけなのに、なぜ会計ソフトも一緒に選ばなければならないのか」と感じる場合は、IT導入支援事業者に、自社の業務課題に本当に合う組み合わせを相談することをおすすめします。目的に合わない業務ソフトを無理に組み合わせる必要はありません。

チャットツール補助金申請の事前チェックリスト

申請前に、以下の項目を確認してください。

#確認項目備考
1GビズIDプライムを取得している取得に数週間かかるため早めに着手
2SECURITY ACTION(星1つ)以上を宣言しているIPA公式サイトで宣言
3導入したいチャットツールの有料プランが登録ITツールか確認した公式のITツール検索で確認
4会計・CRM・勤怠管理など、組み合わせる業務ソフトを決めた共通プロセスを1種類以上カバーすること
5組み合わせる業務ソフトも登録ITツールか確認した両方が登録済みである必要がある
6IT導入支援事業者を選定した両方のツールに対応した事業者を選ぶ
7交付決定前に契約・支払いをしないことを社内で共有した違反すると補助対象外
8直近の交付申請締切を確認した公式サイトの事業スケジュールで確認

まとめ:チャットツールの補助金活用は「組み合わせ」が前提

本記事の要点を整理します。

ポイント内容
公式の分類チャットツールは汎用プロセス(汎P-07・⑦汎用・自動化・分析ツール)に該当
単体申請不可。共通プロセス・業種固有プロセスを持つ登録ITツールと組み合わせが必須
補助率・補助額1/2以内(賃上げ要件充足で2/3以内)、5万円〜150万円未満(1プロセス以上)または150万円〜450万円以下(4プロセス以上)
5製品の料金Slack ¥925〜、Chatwork ¥700〜、Microsoft Teams/365 ¥599〜、LINE WORKS ¥450〜、Google Chat(Workspace) ¥800〜(いずれも年払い・税別・2026年9月10日時点)
最大の注意点交付決定前の契約・支払いは補助対象外。無料プランも対象外

チャットツールの導入自体を先に進めたい場合は、交付決定前に契約しないことだけ守れば、補助金の結果を待たずに検討を進められます。補助金を使う前提で動く場合は、まずIT導入支援事業者に相談し、組み合わせる業務ソフトを決めるところから始めてください。制度全体の解説はデジタル化・AI導入補助金2026 完全ガイド、GビズIDの取得方法はGビズID申請ガイドもあわせてご覧ください。

出典・参考情報

最終更新日: 2026年9月10日。制度の詳細・料金は変更される場合があります。必ず各公式サイトで最新情報を確認してください。本記事のシミュレーション・比較はモデルケースであり、採択や補助額を保証するものではありません。

よくある質問(FAQ)

A

公募要領の別紙2(業種・プロセス一覧)では、「社内チャットツール」が汎用プロセス(汎P-07・⑦汎用・自動化・分析ツール)の該当例として明記されており、Slack・Chatwork・Microsoft Teams・LINE WORKS・Google Chatはこの区分に該当します。ただし、汎用プロセスのみを保有するITツールは単独では交付申請できず、会計ソフトやCRMなど業務プロセスを持つ登録ITツールと組み合わせて申請する必要があります。特定の製品・プランが実際に登録済みかどうかは変更されることがあるため、申請前に公式のITツール検索またはIT導入支援事業者に確認してください。

A

使えません。公募要領は「汎用プロセスのみを保有するITツールは、単独では交付申請不可だが、共通プロセス(顧客対応・販売支援、決済・債権債務・資金回収、供給・在庫・物流、会計・財務・経営、総務・人事・給与・労務等)や業種固有プロセスと組み合わせて交付申請することで、1プロセスとしてカウントされ交付申請が可能となる」と明記しています。会計ソフト・CRM・勤怠管理システムなど、業務プロセスを持つ登録ITツールと同じ交付申請の中で導入することが必要です。

A

公募要領が定める共通プロセス(顧客対応・販売支援、決済・債権債務・資金回収、供給・在庫・物流、会計・財務・経営、総務・人事・給与・労務等)または業種固有プロセスを持つ登録ITツールと組み合わせます。具体的には会計ソフト、CRM・SFA(営業支援)、在庫管理システム、勤怠管理システムなどが該当します。どの組み合わせが自社の業務課題に合うかは、IT導入支援事業者に相談して決めることをおすすめします。

A

各公式サイトの表示(2026年9月10日時点・税別・1ユーザーあたり月額・年払い)は、Slackがプロプラン925円から、Chatworkがスタンダード700円から、Microsoft TeamsがTeams Essentials 599円またはMicrosoft 365 Business Basic 1,049円から、LINE WORKSがスタンダード450円から、Google Chatを含むGoogle WorkspaceがBusiness Starter 800円からです。料金は変更されることがあるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

A

デジタル化・AI導入補助金2026の通常枠では、補助率は1/2以内が基本です。公募要領には、2024年10月〜2025年9月の間で地域別最低賃金近傍の従業員を全従業員の30%以上、3か月以上雇用していた場合は2/3以内とする特例が定められていますが、この対象期間は2026年9月時点で既に終了しています。補助額は、1プロセス以上を満たす場合は5万円〜150万円未満、4プロセス以上(共P-01〜汎P-07のうち4種類以上)を満たす場合は150万円〜450万円以下です。

A

公募要領は「交付決定前に購入したITツール」を補助対象外の経費として明記しています。交付決定通知を受け取る前にチャットツールを契約・支払いした場合、その費用は補助対象になりません。IT導入支援事業者から見積りが来ても、必ず交付決定通知を受け取ってから契約・支払いを行ってください。

A

デジタル化・AI導入補助金は、事務局に登録された「IT導入支援事業者」とパートナーシップを組んで申請する仕組みです。導入したい製品に対応した事業者は、公式のITツール検索・IT導入支援事業者検索から確認できます。制度に関する一般的な問い合わせは、公式サイト記載の事務局コールセンター(0570-666-376)でも受け付けています。申請書類の作成に不安がある場合は、無料相談窓口の利用も検討してください。

A

フリープランは「対外的に無償で提供されているもの」として補助対象経費にできません。有料プランへの切り替え自体が「新規導入」として認められるかどうかは、各社・各IT導入支援事業者の判断によって異なる場合があります。有料プランへの切り替えを検討している場合は、契約前に必ずIT導入支援事業者に確認してください。

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本記事の監修

齊木祐介(株式会社ASI 代表取締役)

AI・ロボティクスの導入支援、補助金・助成金の活用支援、専門メディアの運営など複数事業を統括。実務で得た知見をもとに、本サイトの情報を監修しています(運営:株式会社ASI)。

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