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AI会計ソフトの補助金:freee・マネーフォワード・弥生のIT導入補助金対応

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AI会計ソフトとは:従来の会計ソフトとの違い

AI会計ソフトとは、人工知能(機械学習)を活用して仕訳の自動提案・レシート自動読み取り・異常検知・経営分析などを行う会計・経理ソフトウェアの総称です。従来の会計ソフトとは機能面で大きく異なります。

比較項目従来の会計ソフトAI会計ソフト
仕訳入力手動入力が基本銀行明細・レシートから自動仕訳提案
領収書処理手入力または手動スキャンスマホ撮影→AI-OCRで自動データ化
学習機能なし過去の仕訳パターンを学習し精度向上
経営分析帳票出力のみキャッシュフロー予測・異常検知・提案
クラウド対応インストール型が多いクラウドネイティブ(どこからでも利用可)

インボイス制度・電子帳簿保存法への対応

2024年から完全施行されたインボイス制度と電子帳簿保存法への対応が義務化されています。主要なAI会計ソフト(freee・マネーフォワード・弥生)はいずれもこれらの法令要件に対応済みであり、法対応を目的としたIT導入補助金の申請が可能です。

主要3社比較:freee・マネーフォワード・弥生の特徴と料金

国内AI会計ソフト市場では、freee・マネーフォワードクラウド・弥生の3社がシェアの大半を占めています。それぞれ特徴が異なるため、自社の規模・経営スタイル・既存システムとの連携要件に合わせて選定することが重要です。

freee会計:スタートアップ・小規模事業者向けのオールインワン

スターター

1,980円/月

年額払い・個人事業主向け

プレミアム

39,800円/月

年額払い・大企業向け

全プラン共通AI機能:自動仕訳提案・レシート自動読み取り・銀行口座自動同期

freeeの最大の特徴は会計・給与・HR・確定申告をひとつのプラットフォームで完結できる点です。スタートアップや個人事業主に強く、会計知識がなくても直感的に使えるUIが評価されています。銀行口座・クレジットカードとの自動連携が豊富で、AI自動仕訳の精度が高いとされています。

マネーフォワードクラウド会計:拡張性が高い中堅〜大企業向け

スモールビジネス

2,980円/月

年額払い・〜10名規模

クラウドERP連携

要問合せ

ERP・販売管理との双方向連携(API提供)

全プラン共通AI機能:AI仕訳学習・経費精算自動化・請求書AI-OCR

マネーフォワードクラウドは会計・経費精算・給与・請求書・勤怠管理を統合したクラウドERPプラットフォームとして、中堅〜大企業に強い製品です。API連携が豊富で既存の販売管理システムや決済システムとの連携実績が多数あります。マネーフォワード個人用家計簿の法人版として始まり、銀行・証券との連携数が国内最多水準です。

弥生:老舗の信頼性とAIスマート取引入力で幅広い業種に対応

オンライン セルフ

26,000円/年

1年目半額・サポートなし

インストール版

54,000円〜/年

スタンダード・デスクトップ版

全プラン共通AI機能:スマート取引入力(AI-OCR+自動仕訳)・銀行明細自動取得

弥生は1980年代から続く国内会計ソフトの老舗で、税理士・会計事務所との連携実績が最も豊富です。「スマート取引入力」というAI-OCR機能でレシート・領収書・通帳をスマホ撮影するだけで仕訳を自動生成します。税理士との共有機能が充実しており、顧問税理士がいる中小企業に特に適しています。

IT導入補助金での申請条件:AI会計ソフトが対象になる要件

AI会計ソフトは、IT導入補助金(デジタル化基盤導入枠またはインボイス枠)の対象となります。ただし、補助対象となるためには以下の条件を満たす必要があります。

IT導入補助金でAI会計ソフトが対象となる主な要件

1. 申請するITツールが「IT導入支援事業者」として登録されたベンダー経由であること
2. freee・マネーフォワード・弥生は主要プランがIT導入補助金の対象ツールとして登録済みであること(各社のIT導入支援事業者ページで確認可能)
3. 申請者がGビズIDプライムを取得していること
4. 中小企業・小規模事業者の定義を満たすこと(業種別の従業員数・資本金要件)

インボイス枠と通常枠の違い

IT導入補助金には「インボイス枠」と「デジタル化基盤導入枠(通常枠)」があります。インボイス制度対応を目的とする場合はインボイス枠(補助率3/4〜4/5、上限50万円)が適用されます。業務効率化・AI機能の活用を主目的とする場合はデジタル化基盤導入枠(補助率1/2〜3/4、上限350万円)が適用されます。申請目的に合わせてどちらの枠で申請するかを事前にベンダーと相談してください。

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補助対象プランの確認方法:各社のIT導入補助金対応状況

IT導入補助金では、全てのプランが補助対象になるわけではありません。各社が事務局に登録した「ITツール」として認定されたプランのみが対象となります。最新の対応プランはIT導入補助金のポータルサイトまたは各社のITツール紹介ページで確認してください。

freeeのIT導入補助金対応プラン

freeeはIT導入支援事業者として登録されており、会計・確定申告・給与計算・経費精算などのプランが補助対象ツールとして登録されています。freeeのIT導入補助金申請ページから申請を開始でき、freeeのサポートチームが申請を支援します。

freeeの補助対象ツール(代表的なもの)

freee会計(スタンダードプラン以上)、freee人事労務、freee請求書、freee経費精算が補助対象となることが多いです。各ツールの対象確認はfreeeのIT導入補助金特設ページで確認してください。

マネーフォワードのIT導入補助金対応プラン

マネーフォワードクラウドも IT導入支援事業者として登録されており、複数のクラウドサービスが補助対象ツールとして登録されています。会計・経費・給与・請求書などのサービスを組み合わせた「クラウドERPパッケージ」として申請できる場合もあります。

マネーフォワードの補助対象ツール(代表的なもの)

マネーフォワードクラウド会計・マネーフォワードクラウド経費・マネーフォワードクラウド給与・マネーフォワードクラウド請求書などが補助対象となることが多いです。複数ツールを組み合わせることで補助対象経費の合計額を増やすことができます。

弥生のIT導入補助金対応プラン

弥生もIT導入支援事業者として登録されており、弥生会計オンライン・弥生給与Next・弥生販売などが補助対象ツールとして登録されています。弥生の特徴は、インストール版(パッケージ)とオンライン版の両方がラインナップされており、クラウド移行を機にIT導入補助金を活用するケースが多くあります。

弥生の補助対象ツール(代表的なもの)

弥生会計オンライン・弥生給与Next・弥生販売オンラインなどが補助対象となることが多いです。弥生の公式サイト「IT導入補助金活用ガイド」で最新の対象ツールと申請手順を確認してください。

費用シミュレーション:補助金活用時の実質負担額

AI会計ソフトにIT導入補助金を活用した場合の費用シミュレーションです。補助率や上限額は申請する枠・公募回によって変動するため、あくまでも参考値として活用してください。

プラン(1年間)年額補助後の自己負担
freee スタンダード47,760円約11,940円
マネーフォワード ビジネス59,760円約14,940円
弥生会計オンライン ベーシック36,000円約9,000円
複数ツール組み合わせ(最大)50万円約12.5〜25万円

インボイス枠・補助率3/4で試算。公募回により変動します。

初期費用(導入設定費・研修費)も補助対象になる場合がある

AI会計ソフトの月額・年額利用料だけでなく、初期設定費用・データ移行費用・操作研修費用もIT導入補助金の補助対象経費に含められる場合があります。これらを含めることで補助対象経費の総額が増え、補助金額が大きくなります。ベンダー(IT導入支援事業者)に補助対象経費の範囲を詳しく確認してください。

導入効果:AI会計ソフトで実現できる業務改善の実例

AI会計ソフトを導入した中小企業の具体的な効果事例をまとめます。補助金申請の事業計画書に記載する「効果」の参考にも活用できます。

経理工数の削減効果

業務導入前導入後(目安)削減率
仕訳入力月20〜40時間月5〜10時間約70%削減
領収書・レシート処理月8〜15時間月1〜3時間約80%削減
銀行明細照合月5〜10時間月0.5〜1時間約90%削減
月次決算・帳票作成月10〜20時間月2〜5時間約70%削減
税理士への資料送付月3〜5時間月0.5〜1時間約80%削減

導入事例:飲食店(従業員15名)

レジシステムとfreeeを連携し、売上データが自動で会計に反映されるよう設定。月末の経理作業が32時間から7時間に削減。経理担当者が接客業務にシフトし、人件費を月15万円分有効活用できた。

ミス削減・コンプライアンス向上効果

AI会計ソフトには仕訳の異常検知機能があり、過去のパターンと大きく異なる仕訳を自動でフラグ立てします。これにより、入力ミス・計上漏れ・勘定科目の誤りを即座に検出できます。

  • インボイス制度対応の適格請求書の受領・管理を自動化し、消費税の仕入税額控除の誤りを防止
  • 電子帳簿保存法の要件(タイムスタンプ・検索要件)を自動で満たすスキャン保存機能
  • 経費精算の承認フローをシステム化し、不正経費の計上を防止
  • リアルタイムの損益・キャッシュフロー確認により、経営者の意思決定を支援

注意点:AI会計ソフトのIT導入補助金申請で失敗しないために

AI会計ソフトのIT導入補助金申請では、特有の注意点があります。事前に把握しておくことで、申請後のトラブルを防げます。

AI会計ソフト申請でよくある失敗

1. 既に契約中のプランへの申請:IT導入補助金は「新規導入」が原則。現在使用しているプランのサブスクリプション更新費用は原則対象外です。
2. 無料トライアル後の有料契約:無料トライアル期間中に導入開始とみなされると、交付決定前の事業実施として補助対象外になる場合があります。
3. 2年目以降の利用料計上:初年度の利用料のみ補助対象で、2年目以降は対象外です。
4. 個人事業主の事業用・個人用混在プラン:個人事業主が事業用として申請する場合でも、個人用機能が含まれるプランは審査で問題になる場合があります。

申請前に必ず確認すること

申請するプランがIT導入補助金の対象ツールとして登録されているかを、IT導入補助金ポータルサイト(it-hojo.go.jp)のツール検索機能で必ず確認してください。ベンダーの公式サイトの記載と実際の登録状況が異なる場合があります。

申請手順:AI会計ソフトのIT導入補助金申請の流れ

AI会計ソフトのIT導入補助金申請は、必ずIT導入支援事業者(各社のベンダー)を通じて行います。自社のみで直接申請することはできません。

1

GビズIDプライムを取得する

未取得の場合は最優先で手続き。申請にはGビズIDプライムが必須です。

所要 2〜3週間
2

IT導入支援事業者に連絡

導入したいAI会計ソフトのIT導入支援事業者(各社)に連絡し、申請サポートを依頼します。

公募期間中
3

申請情報を入力・提出

ベンダーと共同でIT導入補助金ポータルに申請情報を入力・提出します。

締切日まで
4

AI会計ソフトの契約・利用開始

交付決定通知を受領後にソフトウェアの契約・利用を開始します。交付決定前の契約は補助対象外になるため要注意。

交付決定後
5

実績報告書を提出し補助金受給

事業完了(支払い完了)後に実績報告書を提出します。

完了後30日以内

よくある質問(FAQ)

A無料トライアルから有料プランへの移行にIT導入補助金を使えるかは、「新規導入」の解釈によります。無料トライアルは「導入済み」とみなされる場合があり、補助対象外になるリスクがあります。必ずIT導入補助金事務局またはfreeeのIT導入補助金担当者に「無料トライアル後の有料契約は新規導入として申請可能か」を確認してから申請してください。
A補助金申請のしやすさという観点では、3社ともIT導入支援事業者として登録されており申請のサポート体制があるため、大きな差はありません。自社の業種・規模・既存システムとの連携要件・税理士の使用ソフトに合わせて選定することを推奨します。税理士がいる場合は、顧問税理士が使い慣れたソフトと連携できるものを選ぶと業務がスムーズになります。
AIT導入補助金が最も一般的ですが、他にも活用できる場合があります。小規模事業者持続化補助金(販路開拓に関連する経理効率化として計上できる場合がある)、都道府県・市区町村の独自のIT導入助成金(東京都・大阪府等に独自補助あり)なども確認してください。ただし、同一の経費を複数の補助金で重複計上することは禁止されています。
AIT導入補助金で補助を受けたソフトウェアを補助事業完了後に即座に解約した場合、補助金の返還を求められる可能性があります。補助金は「継続的に活用して生産性向上に資すること」を前提としており、補助事業完了後の年次報告でも利用実態が確認されます。最低でも補助事業完了後1〜3年間は継続利用することを前提に申請してください。
AIT導入補助金の対象となるクラウドサービスの利用料は「補助事業の実施期間(原則1年以内)」が上限です。年間一括払いであれば1年分が対象となりますが、2年分以上の前払い費用は按分されます。インボイス枠では最大2年分の利用料を補助対象にできる場合もあります(最新の公募要領を確認してください)。
A税理士はIT導入補助金の申請代行を行うことができますが、IT導入補助金は必ずIT導入支援事業者(ベンダー)と共同申請する仕組みのため、税理士単独での申請は不可能です。弥生を使う場合は弥生販売店またはIT導入支援事業者に登録した代理店が申請をサポートします。税理士と弥生の代理店の両方に相談しながら進めることをお勧めします。
AIT導入補助金では「ITツールの導入に付随する初期設定費・研修費・導入支援費」も補助対象経費に含められる場合があります。ただし、これらの費用も補助対象ツールとして登録されたIT導入支援事業者が提供するサービスである必要があります。ベンダーに「初期設定費・研修費も補助対象に含めて申請できるか」を確認し、見積書に明記してもらってください。
Aインボイス枠は補助率が高く(3/4〜4/5)、申請要件が比較的シンプルなため、インボイス制度への対応を目的とする場合は有利です。ただし補助上限は50万円です。デジタル化基盤導入枠は補助上限が350万円と高く、AI会計ソフトに加えて販売管理・給与計算・経費精算など複数ツールをまとめて申請する場合に有利です。自社の導入規模と主目的に合わせてどちらの枠が適切かをベンダーに相談してください。
A一般的なAI会計ソフト導入効果として事業計画書に記載できる数値目標の例:月次経理工数を現在の〇時間から〇時間に削減(目安60〜80%削減)、領収書処理時間を月〇時間から〇時間に削減(目安70〜85%削減)、月次決算の締め日を現在の翌月〇日から翌月〇日に早期化、仕訳ミスを現在の月〇件から〇件以下に削減などです。自社の現状値を計測・記録した上で、具体的な数値目標を設定してください。
A現在契約中のプランのアップグレード(上位プランへの変更)については、「新規導入」とみなされるかどうかが問題になります。既存の契約を継続しながらプランを変更する場合は原則として新規導入とはみなされず、補助対象外になる可能性が高いです。ただし、全く別の製品に乗り換える場合や、これまで未使用の機能(例:freee人事労務への追加)を新規契約する場合は対象になる場合があります。ベンダーと事務局の両方に確認してください。
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